カッコいい蹴り技やアクロバット技を組み合わせて行うトリッキングですが、「自分には柔軟性がないからできないんじゃないか…」と思っている方もいらっしゃることでしょう。
ここではトリッキングに柔軟性は必要なのか、またおすすめのストレッチは何かを解説していきます。
目次
トリッキングと柔軟性
トリッキングに柔軟性は必要なの?
トリッキングでは、技によっては柔軟性が必要になります。
トリッキングの蹴り技には、足を大きく開脚して行う技も存在します。そのときに、開脚がある程度できていないと不格好な技になってしまったり、そもそも成功しないということになりかねません。
柔軟性がない方は、柔軟性を必要としない技を行えば問題ありません。
その分、できる技に制限がかかってしまうので、やはり柔軟性があった方が望ましいです。
どの部位の柔軟性があると良いの?
実際、トリッキングではどの部位の柔軟性があると有利なのでしょうか?
部位別にご紹介します。
股関節
股関節の柔軟性は、開脚して行う蹴り技やフリップ系の技で必要になります。
足を高くあげられるようにしておくと良いでしょう。
腰
”腰の柔軟性”というのはあまり耳馴染みがないかもしれませんが、トリッキングを行う上ではこちらもあると有利です。
ようは”体を反らすことができるか”というのが重要です。技を仕掛けるときに、体を反らせて入る技も多く存在します。
そのときに、腰が硬くて反らすことができないと、上手く技ができないこともあります。
肩
体を反らせる動作や引き上げの動作では肩の柔軟性も必要になります。
肩の可動域を広げることで、技の仕掛けやすさも変わってきます。
トリッキングにおすすめのストレッチ方法
ここからはトリッキングでおすすめのストレッチ方法を解説していきます。
これからトリッキングに取り組もうと考えている人はもちろん、すでに実践している人も日々の練習に組み込んでみてください。
股関節のストレッチ
やり方としては、あぐらをかいて、両足の裏を合わせるようにして座ります。その状態で両膝に手を当てて上から押すようにしましょう。その次は両手で足先をもって体を前に倒します。
もう1つの方法としては、足を開脚して座ります。そこから上体を倒します。学校の体育などで行われる一般的な開脚の柔軟です。
もも裏のストレッチ
やり方としては、片足を伸ばし、もう片方の足を膝が体側に来るようにして曲げて座ります。これは”スプリット”と呼ぶトリッキングの着地の姿勢です。
その状態で、つま先を手で掴み上体を倒すようにしましょう。
もう1つのやり方法としては、直立した姿勢で手で地面を触る”前項屈”です。これを行うことで、もも裏のストレッチが可能です。
腰のストレッチ
腰のストレッチではブリッジを行うのがおすすめです。
地面に仰向けに寝た状態で、両手を耳の横に置きます。その状態で地面を押すことで、地面から体を離します。
地面についている手と足をなるべく近づけるようにすることで、より綺麗なブリッジに近づき、腰を反らせることができます。
ブリッジのやり方は以下の動画で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
もう1つの方法としては、腰をひねるストレッチです。
地面に仰向けに寝た状態で、体をひねりましょう。ひねりを加えながら腰をストレッチできます。
トリッキングでは、ジャンプして体をひねる動作を多く行うので、ぜひやっておきましょう。
肩のおすすめストレッチ
やり方としては、壁などに手をついて頭を下げる「肩入れ」を行うことです。息を吐いて脱力して頭を下げるようにして柔軟をしましょう。
バランスボールを用意して、座った状態でバンザイしてバランスボールによりかかるようにするのも1つの柔軟方法です。
少し難しいですが、鉄棒などにぶら下がった状態から、足を両手の間に通して大逆手の状態を作り、肩の可動域を広げる方法もあります。
その他のおすすめストレッチ
その他にも様々なストレッチ方法が存在します。以下の動画では、運動前に行うストレッチをまとめた動画になります。
これは筆者の運動前のルーティーンとなるので、こちらの動画を参考にしつつ、自身にあったストレッチを見つけてみてください。
ケガ予防として柔軟性を高めよう!
トリッキングと柔軟性の関係についてや、おすすめのストレッチ方法について解説していきました。
柔軟性がないとできないわけでは全くありません。あった方がケガ予防に繋がります。
トリッキングに取り組む前にはここでご紹介したストレッチ方法をぜひ行ってみてください。