アクロバティックな蹴り技や宙返りなどの技をたくさん行うトリッキング。ある程度筋肉がないとできないのでは?どんな筋トレが必要なんだろう?と考える方もいるかと思います。
ここでは、トリッキングを行うにあたって筋肉は必要なのか、トリッキングのためのおすすめな筋トレについて解説していきます。
目次
トリッキングでは筋肉が必要?
トリッキングでは絶対に筋肉がないとできないということはありません。
ただ、自分の体重を腕だけで支えたり、空中でひねりを加える際に体幹を用いて行うため、筋肉はあるにこしたことはないでしょう。
トリッキングで使う筋肉
それでは、実際にトリッキングで使う筋肉は具体的にどこの筋肉なのでしょうか。ここからは筋肉の部位についてご紹介していきます。
腕の筋肉(上腕三頭筋・三角筋)
トリッキングでは、逆さの体勢になって自身の体を腕だけで瞬間的に支えるという場面がでてきます。
そのとき、支えきれずに潰れることがないように、腕の筋肉があることが望ましいです。
具体的には、力こぶの反対側にある”上腕三頭筋”や、肩にある”三角筋”などです。
ようは体を支持する力、「支持力」です。
体幹(腹筋群)
技を仕掛けて空中に出たあと、足を引き付けたり、蹴りを行うために動かすことがあります。その時に使われるのが腹筋群です。
お腹の筋肉である腹筋には、腹直筋、腹横筋、内斜副筋、外斜副筋など様々な種類があり、これらを総称して腹筋群と呼びます。
体幹とは、狭く言えばお腹周りの腹筋群にあたりますが、広く言うとお腹以外にもお尻や背中、胸なども含まれます。
腹筋群を加え、体幹を全体的に強化すれば、空中でキレのある動きができるため、トリッキングを行う方は鍛えると良いでしょう。
太ももの筋肉(大腿四頭筋)
蹴り技を仕掛けるときはジャンプを行いますが、そのジャンプで力を発揮するのが太ももの筋肉である”大腿四頭筋”です。
大腿四頭筋を鍛えることで、ジャンプ力の向上が見込めるので、蹴り技を高い位置で行いたい方は鍛えてみてください。
なお、蹴り技では筋肉で力任せにジャンプするのではなく、足のスイングを利用して跳ぶことがほとんどです。
やたらめったら大腿四頭筋を鍛えることはあまり意味がないため注意しましょう。
筋肉別!オススメの筋トレ方法をご紹介!
ここからはトリッキングで必要な筋肉を鍛える方法について解説していきます。
なお、トリッキングはあくまで自分の体を操るものなので、ジムでのウェイトトレーニングなどは返って自分の体重を重くしてしまい、足枷となっていまうこともあるので、注意が必要です。
あくまで、トリッキングを行う上で役立つ筋トレ方法になります。
逆立ち
逆立ち(倒立)とは、文字通り自分の体を腕だけで支える筋トレになります。逆立ちにより、前述した腕の筋肉を鍛えることができます。
いきなり地面で行うのは難しいので、壁を使って行うのも良いでしょう。
壁で行う際は、体重が肩の上にきちんと乗り、腕に負荷がかかるようにするため、壁にお腹を向けて行うのがオススメです。
また、トリッキングで逆さになった際、両腕に均等に負荷がかかることもありますが、片腕で体を支えることの方が多いものです。
壁での逆立ちで行う際には、両手で行うだけでなく、片腕で行うと様々な場面に対応できるため、ぜひやっておきましょう。
プランク
プランクとは、地面にうつ伏せとになり、地面には前腕部分と足先のみをつけて真っすぐの姿勢を意地するトレーニングで、体幹を鍛えることができます。
腹筋に力を入れ、お尻を締めます。この姿勢を維持して、体勢を崩さないようにしましょう。
秒数の目安は1分~1分半を目安に行い、3セットほど実施します。自分の体力のレベルに応じて秒数やセット数を増減させましょう。
また、おへそが地面を向いたノーマルな体勢で行うのもよいですが、横っ腹にある内・外腹斜筋も鍛えるために、横向きで行うのも効果的です。
スクワット
足を肩幅に広げて直立し、お尻を突き出すようにしゃがみこんで、再び立ち上がるという”スクワット”です。これにより太ももの大腿四頭筋を鍛えることが可能です。
自身の体重で行うのも良いですが、筋力をつけるためにスクワットに限りバーベルなどのウェイトを活用しても良いでしょう。
筋肉がなくても安心してトリッキングを始めよう!
トリッキングには筋肉が必要なのか、どのような筋トレをすれば良いのか解説していきました。
まとめると、トリッキングにはそこまで筋肉は必要ではありません。トリッキングを実践していくうちに、自然と使う筋肉が鍛えられるものです。
「筋肉ないから大丈夫かなぁ…」と心配している方は、安心してトリッキングを始めてみてください。