パルクールは自分の体を巧みに操って、ジャンプで移動したり、飛び移ったり、バク宙などのアクロバット技を行ったりします。
そんなパルクールを始めるにあたり、どのようなスポーツを行っていた人なら有利なのでしょうか。ここではパルクールと相性の良いスポーツをご紹介していきます。
目次
パルクールと相性の良いスポーツまとめ
それでは実際にパルクールと相性の良いスポーツを見ていきましょう。
器械体操
器械体操ではバク転やバク宙などの技を行うので、それがそのままパルクールのアクロバット技に活かされます。空中感覚もあるので、回転中に自分の状態を把握できます。それにより、危機回避能力も高いため、パルクールで失敗をしても安全に回避することもできるでしょう。
また、体操ではピタッと着地する競技なので、プレシジョンジャンプなどでそのまま活かすことができます。
柔道
柔道で活かされるのは受け身です。パルクールの着地でロールという技術がありますが、これは柔道の前回り受け身のような状態で着地をする動作です。ロールで着地できないほど体制を崩していたとしても、投げられて受け身を取れるため、いざというときに身を守りやすいです。
パルクールを始めたとしても、最初から危機回避能力が高く、ケがもしにくいことから有利だと言えます。
パルクールの着地に関しては別の記事で解説しています。以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
ボルダリング
ボルダリングでは、岩(ブロック)に指をかけて自分の体1つで移動する競技ですので、壁や崖にぶら下がったときにその能力を活かすことができます。
ジャンプでの移動が多いパルクールではありますが、鉄棒のバーにぶら下がったり、崖につかまったりすることもあるので、ボルダリングをやっていればそこについては有利になると言えるでしょう。
スケボー/スノボー
スケボーやスノボーでは、常に周囲の環境を把握していないと失敗してしまうスポーツです。”周りの環境を把握して技を行う”という判断力はパルクールにもそのまま活かすことができます。
また、ボードを使うとは言え、高所でジャンプをして着地をする競技なので、恐怖心も普通の人よりも少は和らいだ状態で取り組めるのではないでしょうか。
陸上(幅跳び)
陸上の中でも走り幅跳びを行っていれば、ジャンプ力がついているのでパルクールに有利に働きます。ジャンプの飛距離に関しては有利ですが、陸上と違うところは着地までしっかりと行う必要があるので、その点にはやや苦労するかもしれません。
紹介したスポーツをやっていれば有利に始められるかも!
パルクールと相性の良いスポーツをご紹介していきました。元々これらのスポーツを行っていたのであれば、パルクールを始めたときに有利になるかもしれませんね。これらのスポーツの経験者の方は、ぜひパルクールに取り組んでみてはいいかがでしょうか。
また、最近では自身がやっているスポーツに活かすためにパルクールに取り組むスポーツ選手も増えています。最近では、北京オリンピックに出場した男子モーグルの堀島行真選手がパルクールをモーグルの練習に取り入れていることで話題になりました。
パルクールの活用として、自身のスポーツに活かせるかを意識して取り組むのも良いですね。