2023年2月5日(日)にニンジャパーク武蔵浦和店で「パルクールニンジャコンペティション2023」が開催されます。
この大会では、フリースタイル部門・スピードラン部門・スキル部門の3つの部門で競われるパルクールの大会となっています。
今回は「パルクールニンジャコンペティション2023」で審査員を務めるTAISHIさん、山本華歩さん、AYUMUさんの3名に加えて、ニンジャパークの選手代表と出場される西村渉選手にインタビューを行いました。
山本華歩さん | TAISHIさん |
AYUMUさん | 西村渉 選手 |
目次
Q1,今大会についてどのようなことを思いますか?
山本華歩さん
有明で世界選手権があったので、参加する選手のモチベーションは高いと思っています。MISSION PARKOUR PARKでのスキルコンペなどもありましたし。
有明での世界選手権、名古屋アーバンスポーツエキシビション、FINAL MISSION 2022…そしてパルクールニンジャコンペティション2023。
今回は出てみようかなというライト層からも参加しやすい大会なのではないでしょうか。
TAISHIさん
審査員としてフリースタイルスタイルの一部分を構成する”スタイル”の部分を重視して見させていただきます。
スタイルとひとえにに言っても色々ありますよね。選手自身が持つバックグラウンドをどのようにフロウに組み込むか、それを表現しようとしているのか見ていきます。
自身もプレイヤーなので、プレイヤーと審査員の2つの立場で深い所まで見れればと思います。
AYUMUさん
普段はニンジャパークで講師をやっており、今回は審査員をやらせていただきます。
他の大会だと、レベルの高さなどから敷居が高くて出ずらいかもしれません。しかし、パルクールニンジャコンペティション2023では、パルクールをやり始めて初めての大会という方も多いと思います。”発表の場”のような形で大会があるのは良いですよね。
初めてパルクールの大会に参加される方にとって、良い機会にしてもらえたらと思います。
西村渉選手
ニンジャパークのパルクール大会は2年前に初めて開催されました。今回は3回目の大会となります。
過去一番の参加者で、その数は100人を超えています。一番盛り上がる大会になることは確実でしょう。
Q2,1番注目すべき部門は何ですか?また、今大会の注目選手はいますか?
山本華歩さん
部門としては、スキル部門に注目しています。最近は少しずつ増えてきましたが、これまではスキル部門の大会があまりなかったので…。
スキル部門も含めて大会が開催されることは良いですね。
この人というより、ここ1,2年でパルクールを始めた人も多いと思うので、意欲の高くパルクールに向き合っている人を見れるのが楽しみです。
TAISHIさん
部門としては、フリースタイル部門とスキル部門に注目しています。
選手はみんな注目していますよ!去年のニンジャパークの大会で審査員をさせてもらったので、特にそのときに出ていた選手の成長が見たいと思っています。
AYUMUさん
スキル部門が楽しみです。自分自身、これまでははプレイヤーとして様々な大会に出場してきました。これまで出場する側だった分、ジャッジする側としてから見るのは楽しみです。
スキル部門で出す課題は僕たちで決めます。それに選手たちがどう取り組んでくれるのかを見れるのが楽しみですね。
注目選手というよりか、地方の選手とは中々関わりがないので、普段関わりがない人と関われるのが楽しみです。
西村渉選手
スキル部門に注目しています。
名古屋アーバンスポーツエキシビションやFINAL MISSION 2022は仕事の兼ね合いもあって出場できなかった分、とても楽しみにしています。きっと出場選手はみんな楽しみにしているでしょう。
初出場する人も多いので、そこが見どころの1つだと思います。
Q3,審査員の方への質問です。スキル部門に向けて練習しておいた方が良いことはありますか?
山本華歩さん
ニンジャパーク武蔵浦和店では、壁やバー、高めの台などのオブジェクト(障害物)があります。パルクールの技術をオールマイティにやらないといけません。
苦手意識がないように練習に取り組むと良いでしょう。
TAISHIさん
審査員がどうジャッジするかを考えて、練習に取り組むと良いと思います。
危ない動きなどをするのは避けるように練習しておきましょう。
AYUMUさん
スキル部門で出す課題は確定しておらず、現段階では課題を検討しているところです。
ニンジャパーク武蔵浦和店は細いレールのセクションが多いので、それに対してどう取り組むかが大切です。様々な角度で着地したり、オブジェクトを幅広く捉えて練習すると良いと思います。
Q4,ニンジャパーク代表選手として西村渉選手にお聞きします。パルクールを始めたきっかけやパルクール歴、今大会への意気込みを聞かせてください。
西村渉選手
パルクール歴は4年です。
フィッシャーズパークというアスレチック施設でパルクールエリアがあり、そこでパルクールを体験してみたのがきっかけでした。
僕はスピードラン部門とスキル部門の2つに出場します。
ニンジャパークの代表として出るからには、元気に怪我のないようにしたいと思います。
2冠を目指して頑張ります!
Q5,フリースタイル部門について、どのような技や動きが見たいですか?
山本華歩さん
今回の会場ではバーのエリアが多くあります。バーだからこそできる動きや技が見てみたいです。
TAISHIさん
最近のフリースタイル部門では、3回ひねりや4回ひねりなどの大技を行う選手が増えてきました。このような大技はトリッキングや体操などの技から高難度のひねり技を仕掛ける場合が多いです。
トリッキングや体操は多いですが、それ以外の部分も見てみたいですね。たとえば、日本の選手でスキーの動きを着想を得てフロウに組み込んでいる選手がいたり、僕自身ブレイクダンスの動きを織り交ぜています。そのような形で、これまでにないような動きが見てみたいです。
AYUMUさん
先日行われた世界選手権を見てきたのですが、日本選手権と世界選手権では大きな違いがありました。日本の選手は似たり寄ったりな部分がありますが、世界中から選手が集まった世界選手権では、様々な動きがありました。特に環境を上手く使うというのが1つのポイントだと思います。
今大会でも、ニンジャパーク武蔵浦和店という環境を上手く使って、”ここでないとできない動き”が見れると嬉しいです。それも審査のポイントなので、ぜひ頑張ってほしいと思います。
Q6,皆さんの得意な部門や得意技などがあれば教えてください
山本華歩さん
選手として、何かずば抜けて得意というよりも、オールマイティにパルクールを実践するのが得意です。好みで言うと、壁系の動きや技は特に好きです。
TAISHIさん
得意なのはフリースタイル部門です。去年からバトル形式の大会が出てきて、自分のパルクールのスタイルには合っていると感じています。通常のフリースタイル部門だと、後半に体力が厳しくなってきます。その分、バトル形式だと、短い時間でビッグトリックをいくつ出して戦うような形なので自分には向いていると感じます。
得意技は腕を使って繰り出す技が得意です。具体的にはトーマスフレアからキャストなどです。
AYUMUさん
部門としては、基本的に全ての種目に出ています。特にスピードラン部門とスキル部門が得意です。
色々なこと、思いついたことをその場でやるスタイルですが、強いて言えば前宙が得意です。空中にいるときの感覚が好きですね。
西村渉選手
スピードラン部門が得意です。大会に出るときは、スピードを出ることが多いです。
得意技はラシェ系の動きで、バーを掴みにいくような動きが得意です。
Q7,皆さんはニンジャパークについてどのように思いますか?
山本華歩さん
思いっきり遊べる場所、パルクールができる場所があるというのは有難いと、パルクールをやっている子どもがいる親御さんから聞きます。私たちの時代と違い、昨今では公園などでパルクールを行うのも危ないという見方も多いです。
ニンジャパークでは、思いっきりパルクールで体を動かすことができます。子どもにとって、とても楽しい場所だと思います。
TAISHIさん
パルクールはここ最近で人気が出てきたとはいえ、「始めたいけど教室に通うのは…」という人も多いと思います。ニンジャパークはそのような人が来れる場所だと思います。
また、パルクールをやっている人を生で見れて、自分でも楽しめる…そんな場所だと思います。
パルクールのような動きが好きな人は、体を動かすことが好きな人でしょうし、トランポリンなどパルクール以外でもたくさん体を動かせるセクションがあるのは良いですよね。
月額で子どもが通い放題というプランがあるのも魅力です。学校の放課後に集まれる場所というような印象も受けます。
AYUMUさん
僕自身、ニンジャパークで3年くらい働いています。他の場所ではできない体の鍛え方が可能で、パルクール・トランポリン・ボルダリングなど、それが1か所でできるのはすごいことです。日本ではまだまだそのような場所は少ないのが現状です。
体を鍛える環境としてとても良いでしょう。自由に色々な運動ができるのは嬉しいですね。
西村渉選手
AYUMUくんと一緒で、ニンジャパークで3年くらい働いています。子どもの習い事がバラバラだと通うのが大変です。その分、ニンジャパークだと同じ場所で習い事が完結するのは親御さんも嬉しいポイントだと思います。
自分自身も運動が好きで、モンスターボックスもあるので、子どもから大人までの楽しめる場所だと感じています。
Q8,最後に大会に出場される選手に一言お願いします
山本華歩さん
皆さん「自分の全力を出したい」と思っていると思いますが、怪我だけはないように全力を出しきって頑張ってほしいです。
TAISHIさん
怪我なく楽しんでください。フリースタイルにおいて、審査員の立場になって、どのような構成が評価されるのかなどを考えて、フロウを組んだり、チャレンジをしていってほしいと思います。
AYUMUさん
大会という名目ですが、そんなに気負いせずに全力で楽しんでください。そして、多くの人とコミュニケーションを取り、怪我なく楽しんでほしいと思います。
西村渉選手
皆さんの言う通り、たくさんの人が集まるので怪我なく楽しみ、大会を盛り上げていっていただけたらと思います。
編集後記
大会開催まで残り数日と迫りましたが、ニンジャパーク史上最大規模の大会となりそうですね!
僕も参加するので、大変楽しみです。選手の皆さんはコンディションを整えて頑張りましょう!
(テラ)
なお、DJブースとしてニンジャパーク古河店の店長のTSUKASAさんも駆けつけてくれます!
今回のインタビューもTSUKASAさんにセッティングしていただきました。
ありがとうございました!
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