パルクールを取り入れたアクション映画はいくつかありますが、その中でもパルクールを中心に描かれている作品が「YAMAKASHI(ヤマカシ)」です。
ここでは、映画のヤマカシのあらすじや、パルクール集団ヤマカシについて解説していきます。
目次
映画「YAMAKASHI(ヤマカシ)」とは?
実在するパルクール集団ヤマカシを題材としたアクション映画。
アリエル・ゼトゥン氏が監督、リュック・ベッソン氏が原案と脚本を担当したフランスの映画です。
2001年に公開され、2002年3月には日本でもDVDが発売されました。DVDにはヤマカシの本編と他にメイキングやパフォーマンス映像も収録されています。
ヤマカシのあらすじ
身体1つで25階建てのビルをよじ登り、屋上を飛び回る7人のパルクール集団ヤマカシ。
子供からはヒーローとして尊敬される存在でしたが、大人や警察などからは危険で迷惑な存在だと認識されていました。
ある日、心臓に疾患を抱えた少年ジャメルがヤマカシを真似て、木の上から落下してしまいます。24時間以内に緊急手術をしないと助からない状況になってしまいました。
手術には多額の費用がかかり、責任を感じたヤマカシメンバーは「どうせ盗んだ金は本人の元へ戻る」ということで、病院の理事達から金を盗み出します。はたして、ヤマカシは少年の命を救うことはできるのでしょうか。
映画のキャストは実在するヤマカシメンバー
キャストについては、実際のヤマカシメンバーとなっています。
- エース(チョウ・ベル・ディン)
- スパイダー(ウィリアムズ・ベル)
- イタチ(マリク・ディウフ)
- ジクミュ(ヤン・ノウトゥラ)
- ブル(シャルル・ペリエール)
- タンゴ(ロラン・ピエモンテージ)
- ロケット(ギレン・ヌグバ=ボイェケ)
パルクール集団ヤマカシとは?
パルクール集団ヤマカシとは、少年が自由に跳び、走り、壁をよじ登る遊びが発展させ、後のパルクールやフリーランニングを作ったチーム。
ヤマカシの結成当初は9人のメンバーで構成されていました。
(リンク先はInstagram)
- ダビッド・ベル
- セバスチャン・フォーカン
- チョウ・ベル・ディン
- ウィリアムズ・ベル
- マリク・ディウフ
- ヤン・ノウトゥラ
- シャルル・ペリエール
- ロラン・ピエモンテージ
- ギレン・ヌグバ=ボイェケ
ヤマカシがパルクールを生み出すまで
ヤマカシにより、自由に跳ぶ・走る・よじ登る動作を基盤としたスポーツを「l’Art du Deplacement(ADD)」と定義づけられました。
後にダビッド・ベルとセバスチャン・フォーカンがヤマカシから離れ、彼らとダビッド・ベルの父親で元軍人のレイモンド・ベルによりパルクールが誕生します。
その後、セバスチャン・フォーカンが彼らのもとを離れ、ブルース・リーの截拳道(ジ―クンドー)と自由に動き回る精神を組み合わせた「フリーランニング」を画一させます。
こうして、現在のパルクールやフリーランニングが確立されました。
パルクールとフリーランニングの違いについては下記のページの「パルクールのよくある質問」の項目で解説しています。
パルクールを語る上で欠かせないヤマカシを見てみよう!
ヤマカシは公開から20年経った作品ですが、パルクールのバイブル的な作品です。
パルクールのカッコいい映像が見たい人、トレーサーの方はぜひ見てみてください。
ヤマカシのDVDはAMAZONや楽天などのネットショップで購入することができます。
動画配信サービスの場合は、U-NEXTやdTVで視聴が可能です。dTVの場合は、加入した上でレンタル視聴となりますのでご注意ください。