【速報・記者会見レポート】横須賀市、初となるパルクール大会「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA」の詳細とビジョン

【速報・記者会見レポート】横須賀市、初となるパルクール大会「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA」の詳細とビジョン

2023年10月28日(土)に神奈川県横須賀市にてパルクールの大会「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA」が開催されます。東京都体操協会パルクール委員会と横須賀市は9月20日(水)に、本大会に関する記者会見を行いました。
ここでは、記者会見の内容についてレポートしていきます。

PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKAに関する情報については下記をご覧ください。

PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA

記者会見

アーバンスポーツの魅力と今後の展望(横須賀市市長)

横須賀市市長は、記者会見での挨拶の中で、アーバンスポーツのエンターテイメント性の高さと、それが横須賀市との高い親和性を持つ理由について触れました。市長は、過去にBMXやストリートダンスなどのアーバンスポーツの大会を横須賀市で成功裏に開催してきた実績を挙げ、今回の「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA」大会の開催が、日本一のパルクール選手を決定する場としての重要性を強調しました。

さらに、近年のパルクールの国際的な注目度の高まりを示す例として、パリオリンピックでのオープニングでのパルクールの披露や、次回のオリンピックでの種目化がほぼ確実となっていることを取り上げました。

市長は、横須賀市を「アーバンスポーツの聖地」として位置づけることを目指しており、今回の大会がそのための第一歩となるとの考えを示しました。そして、市としての取り組みが民間の多くの方々と協力して進められることに対する喜びや、その取り組みが持つ大きな価値についての確信を述べました。

委員会の取り組みと横須賀市での大会開催の背景(吉田委員長)

吉田委員長は、記者会見での挨拶の中で、東京都体操協会パルクール委員会がなぜ横須賀市で大会を開催するのかの背景を明らかにしました。彼は、多くの人々がまだパルクールを知らない中で、数年前に体操協会がこの新しいスポーツを取り入れたことを紹介しました。しかし、その普及はまだ十分ではなく、特にパルクール委員会は東京都にしか存在しないという現状を指摘しました。

吉田委員長は、このような背景の中で、大会を東京都だけで開催するのではなく、他の県でも開催する意義を強調しました。特に横須賀市を選んだ理由として、市がアーバンスポーツの街としてのポジショニングを強化していること、そして横須賀がアーバンスポーツやエンターテイメントに力を入れている伝統があることを挙げました。これらの要因から、東京都パルクール委員会として、横須賀市との連携を強化し、一緒に大会を成功させることが重要だとの考えを示しました。

さらに、横須賀市の良好なアクセスや、一般の方々にとって魅力的な大会を開催できる可能性についても触れ、大会の成功に対する期待を示しました。

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PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKAの詳細

パルクール大会の概要

今回の大会では、日本一のパルクール選手を決定する「日本1決定戦」を開催する予定です。この大会は、Yahooのスポーツナビにてライブ中継が行われることが発表されました。

パルクールのご紹介

吉田委員長は、パルクールの起源やその特性について説明しました。
パルクールは、フランスの軍事訓練から始まったもので、単なるアクロバットではないと強調。さらに、生涯スポーツとしての側面や、基礎体力向上、スポーツ競技、健康・リハビリとしての利用など、多岐にわたる活用方法があることを紹介。
特に、シニア層向けのパルクールの普及も目指しているとのこと。また、ロサンゼルスオリンピックでの種目採用や、ハッシュタグの増加など、パルクールの注目度が高まっていることを示唆しました。

メディア露出に関する情報

過去にはNHKでの取り上げや特集が組まれるなど、メディア露出が増加。
特に、淡路島や大手町での大会はライブ中継され、過去最高の視聴率を記録しているという。今後も各民放メディアにニュースとして取り上げてもらう予定で、ライブの映像素材は無料で提供するとのこと。

その他の情報

  • 雨天時の対応として、日曜日に大会を開催する予定。
  • 種目には「フリースタイル」「スピードラン」「プレシジョンスキル」が含まれる。
  • 参加選手は全員が招待制(フルインビテーション)。
  • 今後も横須賀市との連携を強化し、共同での取り組みを進めていく意向。
  • 大会で使用するオブスタクルはまだイメージ段階であり、具体的なデザインや配置は後日発表される予定。
オブスタクル

出場選手によるパフォーマンスとコメント

鈴木 智也 選手

「このような素晴らしい場所での大会開催に感謝しています。目標としては海斗選手を倒して1位になることです。
アーバンスポーツ、特にパルクールへの皆様の応援に心から感謝しています。今後もより多くの人々にパルクールを知ってもらい、普及させるために、最高のパフォーマンスを披露していきたいと思います。」

鈴木智也 選手に関する情報

大貫 海斗 選手

「トップオブジャパンの大会を開催していただき、本当にありがとうございます。
僕も智也選手を倒し、この大会での優勝が目標です。大会当日には、自分の最大限のパフォーマンスを発揮し、観客の皆様に感動をお届けしたいと思っています。」

大貫 海斗 選手に関する情報

パルクール委員会顧問 池谷直樹氏のご挨拶

私は元々体操競技をしており、モンスターBOXの活動をしていました。そんな中、なぜパルクールの世界に足を踏み入れたのか、その理由は吉田さんの熱意に触れたからです。体操とパルクールは根本的に異なります。体操は特定の器具が必要な競技ですが、パルクールは自然の中の障害物を利用して行うもの。この自由度の高さに魅力を感じました。

パルクールがオリンピック種目としての地位を築いていく中、私はこのスポーツを盛り上げていきたいと考えています。しかし、私自身がパルクールの全てを知っているわけではありません。その未知の部分を、皆さんと共に学び、伝えていきたいと思っています。

多くの人々がまだパルクールについて知らない中、どのようにこのスポーツを受け止めているのか、その視点からパルクールを紹介し、実際に生でのパフォーマンスを見てもらいたいと思います。

皆さんの応援を心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。

パルクール委員会広報部長 喜矢武豊氏のご挨拶

私が広報部長を務めるようになった背景には、ある出来事をきっかけにパルクールというスポーツに触れた経験があります。それ以降、パルクールを観ること、そして実際に体験することで、私の基礎体力は格段に向上しました。

私は多岐にわたるスポーツや役者業、アクションなどの活動をしていますが、パルクールとの出会いを通じて、自身の体の動きや能力について深く理解することができました。この経験は私の仕事にも大いに役立っています。

私の願いは、全国の皆さんにもパルクールの魅力を体験してもらうこと。実際に競技を間近で見る機会は少ないと思いますが、今回の大会はその絶好のチャンスです。私は確信しています、パルクールの動きや技術は、普通の方々も心から魅了されるはずです。

今回の大会を通じて、横須賀市の盛り上げに貢献したいと思っています。皆さんの参加と応援を心よりお待ちしております。

喜矢武氏と池谷氏の対談

【喜矢武氏】
パルクールの競技は、誰が見てもその技術や迫力に圧倒されるものですね。選手たちがお互いの健闘を称え合う姿も見られるのが特徴です。

【池谷氏】
実際に生で見ると、その高さや技の難易度に驚かされます。先ほどのパフォーマンスでも観客から驚きの声が上がっていましたが、それはまだ序の口です。

【喜矢武氏】
この場所でのパフォーマンスだと、シャンデリアを壊してしまいそうですね(笑)。

【池谷氏】
本当にそうですね。でも、皆さんと一緒にこのイベントを盛り上げていきたいと思っています。

【喜矢武氏】
私はスピードランの部分を見るのが初めてです。これがパルクールの本質でもあると感じました。

【池谷氏】
スピードランは観客にとっても非常にわかりやすい部分ですね。各選手のスピードランのアプローチが異なるので、それぞれの特色を楽しむことができます。

【喜矢武氏】
その多様性がパルクールの魅力の一つですよね。興味がない方でも、一度見ればその面白さが伝わると思います。

【池谷氏】
当日は私たちも現地にいますので、是非ともお越しいただき、直接お話ししましょう。

【喜矢武氏】
お待ちしております!握手なども大歓迎ですので、ぜひお気軽に声をかけてください。

Soalaさんからの応援メッセージ

soala

この度、大会テーマソング「Glorious」を当日に歌わせてもらうことになりました。大変光栄に思います。
選手の皆さんがんばってください!

質疑応答

Q: 横須賀市とパルクールの競技がつながったとのこと。これによる相乗効果や期待するところは?

【市長】
横須賀市はアーバンスポーツの聖地としてのポジショニングを目指しています。BMXの取り組みが話題となり、テレビでパルクールの大会を見て、横須賀市でも開催したいと感じました。アーバンスポーツを通じて、横須賀市の魅力をさらに高めたいと考えています。

【吉田委員長】
集客の面では、大会の開催だけでは十分ではありません。今日から積極的に情報発信を行い、ポスターやチラシを街中で配布します。キャンさんや池谷さんをはじめとする関係者もSNSでの発信をお願いしています。多角的な発信を通じて、集客を高めたいと考えています。また、ライブ配信を通じて、全国のファンにも楽しんでいただきたいです。

 

Q: 今回の大会は1回限りではなく、継続的に開催する予定ですか?また、スケボーの常設施設の設置などの計画はありますか?

【市長】
三笠に専用の施設を設けることも検討しています。具体的な計画はこれからですが、施設の設置を真剣に考えています。

【吉田委員長】
パルクールの専門ジムは年々増加しています。東京の江戸川区や馬込にもジムがあります。しかし、まだ普及の道のりは長いです。5年後には100以上のジムが存在する可能性があります。現在の課題としては、専門のコーチが不足していることです。選手が指導を行っている状態ですが、この問題を解決するためのモデルケースを作成していきたいと考えています。

 

Q: 選手にとって、パルクールの魅力や横須賀への思い入れは?

【鈴木選手】
パルクールの魅力は、小さな技から大技まで、一つ一つの動作に込められたストーリーや達成感です。また、パルクールは誰でも始められるスポーツであり、そのアクセシビリティも魅力の一つです。今回の大会を通じて、多くの人にパルクールの魅力を伝えたいと思っています。

【大貫選手】
パルクールの魅力は、選手の個性や努力が技の中に表れることです。また、横須賀市にはあまり馴染みがないですが、この大会を通じて横須賀の魅力を知り、パルクールの魅力を日本中、そして世界に伝えていきたいと考えています。

 

Q: 今回の大会の会場は一般の方にも開放される予定ですか?

【吉田委員長】
もし土曜日が晴れて大会が順調に進行すれば、日曜日には会場を一般の方にも開放する予定です。大会に参加していないトレーサーや、パルクールに興味を持つ方々がオブスタクルを体験できる機会を提供したいと考えています。

 

Q: 今回の大会の見どころや、地域の方々にどのような印象を持ってもらいたいですか?

【池谷氏】
多くの観客が集まることで、選手のテンションも上がります。三笠公園での活性化を目指しています。生のパフォーマンスを見てもらうことで、パルクールの魅力を伝えたいと考えています。

【喜矢武氏】
この大会は日本最大規模のものとなるでしょう。生での観戦は映像とは比べ物にならないほどの迫力があります。パルクールに触れることで、多くの人々にその魅力を知ってもらいたいと思っています。

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フォトセッション

記者会見

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